白陵寮

寮生活 

本校では自宅から通学が困難な生徒や、自立した規則正しい生活を身に付けたい生徒のために白陵寮を設置しております。

白陵寮は学校教育の一環として「教養と節度」を目標に、日常生活が快適かつ規則正しく行われ、学業の習得と徳性の涵養に努めるよう運営されています。

青春のひととき、家庭を離れての寮生活、それは真の英才を育てる豊かな人間形成の場となることを確信します。

Pictures of Life in Dormitory

入寮案内(令和6年度)

白陵寮概要(第1~第4寮)
収容人員120名(男子のみ)
1室 23平方m  43室
寮監寮監長:1名 学監:1名 専任寮監:5名 兼務寮監:15名
入寮金50,000円
寮費月額61,500円(1日3食付)
Room

※入寮希望者は入学手続き後、所定の用紙により事務局へ申し込んでください。
※選考結果は、本人宛通知します。

地域別寮生数 

地域 中1中2中3中学計 高1高2高3高校計 合計
合計 4 2 915 5 5 313 28
神戸市 1 2 3 6 1 1 2 8
姫路市 1 1 2 2 3
西宮市 2 2 2
洲本市 2 2 2
芦屋市 1 1 1
豊岡市 1 1 1
三田市 1 1 1
朝来市 1 1 2 2
東京都 1 1 1
富山県 1 1 1
愛知県 1 1 1
滋賀県 1 1 1
岡山県 1 1 2 2
鳥取県 1 1 1
香川県 1 1 1

※令和6年8月27日現在

寮歌祭 

旧制高校最後の卒業生であった学園創設者三木省吾学園長は、 旧制高校における学生の学問に対する真摯さと自由・自立・自治の精神を継承して、 旧制姫路高校の寮の名前と校章を譲り受けて、白陵中学校・高等学校を創設されました。 その旧制高校なるものを直接感じ取らせるために、学園長は生徒を連れて旧制高校卒業生の寮歌祭に参加され、 白陵寮歌をともに謳われました。学園長亡き後も、残された教員たちは旧制高校の精神的シンボルともなっている 寮歌を受け継ぎ、毎年新入生に教え、いろんな行事ごとに謳っております。

Dormitory Song Festival

ああ白陵  姫高寮歌  序詞

先人力強く営める白陵の起伏しにも、
滔滔とながれをなせる時運の歩みにも、
若人が眞情の流露は凝って一聯の歌草をなし
その清にして純なる、簡にして勁なる
以って痴人の蒙を啓ぐべく以って懦夫をして起たしむべし。
されば春の朝高く吟ずるときは高踏乱舞の調となり、
冬の夕低く奏ずる時は哀愁悲調の曲と出で、
げにうら若き口邊をこそ飾るに足るなれ、
若き誇りを思ふ多恨の我等にして
などで寮歌を愛さざるをえべけん。
ともよ、よしなき事を歎くいとまだにあらば、高欄によりて
青春の一刻しばし愁いを捨てよかし。

白陵寮歌

  • ああ白陵の 春の宵
    惜春の譜の 流れきて
    寮の灯び おののけば
    さびれを慕う男の子らが
    若き血潮の おどるかな
  • 潔きをさとす 白鷺城
    月光斜めに 照り添いて
    高き希望に もゆる時
    情熱の児は 乱舞する
    享楽の心 ゆくままに
  • 血に鳴く杜鵑 一過して
    残んの月の かげ淋し
    懐郷のうた 口ずさむ
    集いし男の子の胸のうち
     三年の契り いや深し
  • 夕さりくれば 六寮の
    窓はに近く しのびよる
    神秘の闇の 深くして
    永劫とけぬ 春愁は
    涙のゆめを さそうなり
  • 永遠に栄ある 白陵の
    誠を求むる はらからが
    まどいの夢の 移りゆく
    杳靄香る 丘の日は
    散りくる花に くるるなり

日課表 

  • 月曜~金曜日

    学習時間

    • 19:40~22:40
      (※19:40~20:50は集団学習)
    Schedule in Weekdays
  • 土曜日

    学習時間

    • 14:00~16:00
    • 19:40~22:40
    Schedule in Weekdays
  • 日曜(休)日

    学習時間

    • 9:00~11:50
    • 19:40~22:40
    Schedule in Weekdays
  • 月~土曜は7:15に起床後、体操・ランニングを行う。
  • 学習時間の後に自室及び寮内清掃を行う。
  • 学習時間中の電話取次はしない。(急用の場合を除く)
  • 自由時間は学習その他共同生活以外の時間とし、身辺整理(洗濯等)や保護者との電話連絡、又運動及び部活動を効率的に行う。
  • 定期テスト14日前から、学習時間の増を図るため、日課の一部を変更する。(テスト1週間前から終了までは原則として外泊不可)
  • 外出は土曜日、日曜日の午後及び平日の放課後。(目的、行先、帰寮予定時刻を寮監に告げ許可を受けてから外出する)
    ※受診・通院は随時可
  • 外泊は必ず寮監の許可を受ける。

年間行事

  • 入寮式(4月)
  • 新入寮生歓迎球技大会(4月)
  • 球技大会(11月)
  • クリスマス会(12月)
  • 卒業記念品贈呈式(2月)
  • 各行事の様子はこちらからご確認ください。

寮生の語る寮生活 

  • 白陵寮の魅力は、先輩と後輩が深い人間関係を築けるところだと思います。とても アットホームで、学校に通うだけでは体験できないような素晴らしい思い出が作れ ます。(中1、A・M)
  • 寮の生活は厳しい面もありますが、良い面もあります。その例として学校の敷地内 にあるので登下校の時間が短く学習時間が確保されていることがあげられます。また、 日課に含まれています。(中2、K・M)
  • 寮では、年に2回球技大会を開き、その成績の良かった個人やチームに対し景品が 贈られます。この時は寮生の団結力が発揮される良い機会だと思います。また、 部屋替えの時に皆んなで協力するような場面も見られます。(高1、S・H)
  • 白陵寮ならではの良いと思うところは、まず皆が仲が良いという事です。他の寮と 比べて入寮者数が少ないですが、逆に言うと先輩と後輩の交流が多いです。また、 全てのことを自分達で行うので、常識をいろいろ学べます。(高1、K・Y)
  • 都会の雑踏から離れたところに身をおいて勉強できる、という点ではいいと思います。 規則が多いので、生活のリズムが正されて体調管理がしやすくなったように思います。 (高3、S・F)
  • 主に勉強することが目的で白陵寮に入ったのですが、寮の周辺は緑も多くとても静かな 環境で集中して勉強に取り組めます。共に生活する後輩との交流も面白く、良い人間 関係を築けているなと思っています。(高3、H・Y)
  • Study in Dormitory
  • Chat in Dormitory
  • Dinner in Dormitory
  • Wash in Dormitory

寮監より 

寮は学校教育の一環として「教養と節度」を目標に、 日常生活が快適かつ規則正しく行われ、学業の習得と徳操の涵養に努めるよう 運営されています。 寮は集団生活をしているので一番大切なことは、 人に迷惑を掛けず自分のことは自分でするのが基本です。また寮生活を円滑にするために、 寮には規則があります。 お金さえあればなんでも手に入り、便利な社会ですが、 寮では色々な持ち込み禁止物品もあります。例えば、学習に必要のない物、他の寮生に迷惑になる物は持ち込み禁止です。

※生徒部長が学監として全体指導にあたります。また、各学年の教員が兼務寮監として勤務しています。令和5年度の内訳は、数学科3名、理科5名、社会科1名、英語科6名、保健体育1名です。

よくある質問 

  • 入寮

    • 学校の近隣に住んでいるが(通学時間が短いが)入寮はできますか?

      可能です。通学時間によって入寮を辞退していただく、ということはありません。

    • 1部屋何人で生活するのですか?

      中1~高2は他学年同士で原則2人1組、高3は1人で部屋を使用します。

    • 寮生と連絡を取りたい場合はどうすればよいでしょうか?

      寮事務所に電話もしくはFAXにて連絡くだされば本人にお繋ぎいたします。
      寮生からの連絡は寮の公衆電話もしくはFAXが使用できます。

  • 帰省

    • 週末や連休中などは帰省できますか?

      休祝日の前日の授業終了後から帰省することができます。
      (但し、学校及び寮行事の前日は帰省できない場合もあります。)

    • 寮に門限はありますか?

      門限は18時です。

    • 長期休暇中寮は開いていますか?

      夏、冬、春休みの補習がない長期休暇中は閉寮となります。そのため、閉寮期間中寮生は全員帰省することになります。

  • 学習体制

    • 寮での学習体制はどのようなものですか?

      日課表にある通り、毎日少なくとも140分の学習時間が日課として確保されています。平日夜の学習時間は兼務寮監が学習を監督し、質問に答えてもらうことができます。それ以外の学習時間は自室で自主学習を行います。
      (学習時間中他室への入室は禁止。)

  • 寮近隣施設

    • 病気やケガの時はどのように対応してもらえますか?

      症状が軽ければ各自で通院させますが、場合によっては寮監が搬送いたします。但し、インフルエンザなど集団感染の恐れがある場合はできるだけ自宅に連れ帰っていただくようご協力頂いています。

    • 近くに病院はありますか?

      徒歩10分程度の場所に内科医院、車で5~10分程度の場所に総合病院があります。

    • 近くに買い物できる場所はありますか?

      徒歩10分程度の場所にコンビニエンスストアや大きなスーパーがあります。